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腰椎すべり症を伴う腰痛②

2021.11.05

腰椎すべり症の治療法

 
前回お話したとおり、腰椎すべり症とは、何らかの原因により腰の骨がずれてしまう疾患です。
腰椎分離症が早期に発見され、新鮮な骨折の状態であれば、
厳密に運動を禁止して、2〜数ヶ月の間体幹ギプス固定
もしくは脊椎硬性装具の装着により骨癒合が得られる可能性があります。
これとは逆に既に疲労骨折が完成して偽関節の状態であれば骨癒合は困難です。
成人している場合は、骨癒合しない場合が多いので、腰椎はずれた状態のままです。
ずれた腰椎は不安定な状態なので、周囲の筋肉は不安定を解消しようと
硬くなり、張りが強くなります。
張りが強くなると、腰痛やしびれが酷くなる方が多いです。
当院ではこの痛みやしびれが強く出てしまった状態で来院される方が多く、
マッサージや鍼治療などで筋緊張を緩和し、症状を軽減させていきます。

 
<40代女性 腰痛 過去に分離すべり症の診断歴あり>
 
主な症状は腰痛臀部痛があり、長時間の立ち仕事でしびれ症状が出現します。
幼児期~小学生のころに体操競技をハードにやっていて
当時は痛みはありませんでしたが、成人になってから
腰痛に悩まされることが増えました。
偶然レントゲン撮影により分離すべり症が発見されましたが
新鮮な状態ではないので残念ながら元に戻ることはありません。
当院に来院したときは屈んだり、座位からの立ち上がりなどで
腰部から臀部にピキっと痛みが走ってしまう状態でした。

 
お身体を診せて頂くと、腰椎不安定を解消しようと腰部から臀部の筋肉を過緊張させ
神経や血管を圧迫している兆候がありました。
腰部を過度に伸展させると痛みや痺れ感が増すため慎重な施術が必要でしたが
週2回の施術により痛みの緩和、しびれ症状は軽減し日常生活では支障はなくなりました。
しかし、仕事や家事がハードな時は軽い腰部痛など出ることがあります。
初来院時のような筋肉の過緊張状態にならないように、現在は週1回のペースで
施術をしています。骨がすべっている状態は変わりませんが
周囲の筋緊張を取ることで痛みやしびれの改善は可能です。
長期間、ほかっておくと姿勢不良などを引き起こし別部位を痛めることもあります。
痛みやしびれに悩んでいる方は早めにご相談ください。
 
 

 

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