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子育てママの手の腱鞘炎

2021.12.03

腱鞘炎とは

腱鞘炎とは、骨と筋肉をつなぐ腱を包んでいる「腱鞘」に炎症が生じる病気です。
腱は、骨と筋肉をつないで骨に筋肉の力を伝え、関節の動きをサポートする働きがあり、
その腱がスムーズに動くように支えるような構造をしているのが腱鞘です。

何らかの運動をして腱が動くたび、腱鞘に刺激が伝わることになりますが、
通常程度の運動によるものであれば特に問題にはなりません。
しかし、無理をして運動を続けると腱鞘が過剰なダメージを受け、炎症を起こすことがあるのです。
これが腱鞘炎です。腱鞘は全身のさまざまな部位にありますが、
腱鞘炎が特に起こりやすのは手首や指の付け根です。
腱鞘が腫れることで腱が圧迫されて痛み、
周辺の神経を刺激してピリピリとしたしびれを引き起こすケースもあります。

 
 

腱鞘炎は無理な運動により発症しますが、
育児中の女性にも多く発症します。
育児中の女性は手首を長時間使う動作を毎日繰り返します。

〇頭を抱えながらの授乳
〇沐浴の際に、頭を支える
〇抱っこする

利き手とは逆の手で頭を支えることが多いので、
右利きの人は左手首を、左利きの人は右手首が腱鞘炎になりやすい傾向にあります。

手首は細い部位なので筋肉量がとても少ないです。
筋肉量が少ないということは、支える力が少なく、
それだけ疲労がたまり腱鞘炎にもなりやすいといえます。
筋肉が少ない部位なのに、育児中は酷使してしまうため、手首の腱鞘炎が起こりやすくなります。

 

さらに産後は女性ホルモンの分泌が大きく減少します。
女性ホルモンの一種であるエストロゲンには炎症による腫れなどを改善する作用があり、
腱鞘炎の発症を抑制していると考えられています。
そのため、エストロゲンの分泌が減少する産後は、
腱鞘炎を発症するリスクが高い時期だといえます。

 
このように子育て中のお母さんは
腱鞘炎になる可能性が高いですが
正しい治療をしていけば治ります。
次回は実際の治療方法などをお伝えしたいと思います。

 

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